1.動 作 原 理 装置内の絶縁抵抗、湿度を常時監視する2つのセンサを備え、絶縁抵抗低下時、または 湿度上昇時に、スペースヒータを運転する構成となっています。 絶縁物の絶縁抵抗は周囲温度、湿度、汚損量に左右されます。温度、湿度、汚損が高くなるほど、 絶縁抵抗は低下します。 本制御器は周囲の気象変化に対し、絶縁抵抗が敏感に変化することを利用して、設備機器の絶縁 抵抗を代表して内蔵の絶縁センサで、常時監視しています。内蔵したセンサに10分間隔で2秒間 直流電圧を印加し、センサ電極間の絶縁抵抗を検出します。40℃、85%相当の絶縁抵抗以下に なると、スペースヒータの運転指令を出し、絶縁抵抗が回復すると停止します。これによって、 装置内湿度の短期的な変動に加えて、吸放湿を含めた長期の絶縁性をも監視、制御、指令すること ができます。 2)湿度センサによる制御方式 絶縁物の絶縁抵抗は、高湿度領域においても低下しない場合があります。(低温、短時間高湿度時) 湿度センサは、低温、高湿度時、および気象急変時の絶縁抵抗センサの応答速度をカバーするもの であり、85%を設定値として、スペースヒータに運転を指令します。
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