6.寒冷地域での使用
本除湿器は、冷却フィンを外気温度に比べ低くしており、従って次のような事象となります。
- 冷却フィンでの氷結
周囲温度が低くなると、除湿した水が冷却フィンに氷となって付着します。これは低温度領域でも
正常に動作している結果で異常ではありません。
なお、この氷結は装置内の温度が上昇することにより、水となって排水されますが1日中温度上昇
がない地域では、次のような対策を実施してください。
・スペースヒータと併用運転
本除湿器は、装置内の温度を上昇させないのが特長であり、
装置内の保温としての発熱はありません。したがって、保温用のスペースヒータと併用運転し、
冷却フィンに氷結させないようにするものです。
なお、ご要求により除湿器に10℃にてONするa接点を付属することも可能です。
- 解氷機能付除湿器の使用
解氷機能付除湿器(BRD-1A3D形、BRD-1B3D形、BRD-2A3D形、BRD-2B3D形、BRD-3A2D形、
BRD-3B2D形)については、除湿器の周囲温度が10℃±3℃〜0℃±3℃の範囲になれば自動的に
一定時間通常の除湿運動を行った後、短時間だけ除湿ユニット部を発熱させて解氷動作を行います。
尚、10℃±3℃および0℃±3℃以下の時は連続除湿運動を行います。
解氷機能仕様
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仕 様 |
解氷動作温度範囲 |
10℃±3℃〜0℃±3℃ |
温 度 測 定 |
連 続 |
解 氷 時 間 |
12時間除湿運転後10分間解氷運転 |
時 間 精 度 |
±10%以内 |
- 排水ホース内での氷結
装置内温度が高く、除湿は行われるが排水ホースを屋外に出す場合などで、屋外の温度が低く
ホース内が氷結し、詰まりが起こる場合があり、好ましい状態ではありません。この場合は、
排水ホースを保温し、氷結を防止する必要があります。
なお、ご要望により、2重構造のホースも製作可能です。
(解氷機能付除湿器ご使用時は必ず2重構造ホースを使用してください。)
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